3D金属プリンター続編

今回は、CAD DATA~造形~焼結までの寸法変化をご紹介します。

図1.3D CAD DATAの状態になります。

図2.右側:3Dプリンター造形直後の状態/左側:焼結処理完成状態

 1.樹脂材料に粉状になった金属が含有しています。

   その材料をFFF式3Dプリンターを使い、造形していきます。

   右側がその状態です。

 2.3Dプリンターで造形が完成しました後、樹脂材料を除去する工程で、

   脱脂工程と言われる作業を行います。

   脱脂工程を行いますと、造形物は軽石のような状態になります。

 3.脱脂工程が完了した状態の物を焼結炉に入れて、焼結合金にします。

   左側がその状態です。

図3.CAD DATA VS 造形後状態と焼結合金後の状態

  1.上図(青い部分多い)が、CAD DATA VS 造形後の測定結果になります。

  2.下図(緑の部分が多い)が、CAD DATA VS 焼結合金後の測定結果になります。

図2.の状態を見ても解りますように、焼結後では造形物は収縮します。

そこで、最終的な完成品を検討する際には、3Dプリンターで造形する際、収縮することを考慮して、造形を行うようにしなければいけません。