3D金属プリンター続編
今回は、CAD DATA~造形~焼結までの寸法変化をご紹介します。
![](https://nab-inc.net/wp-content/uploads/焼結後単体-842x1024.jpg)
![](https://nab-inc.net/wp-content/uploads/CAD-DATA.png)
図1.3D CAD DATAの状態になります。
![](https://nab-inc.net/wp-content/uploads/比較4-1024x929.jpg)
図2.右側:3Dプリンター造形直後の状態/左側:焼結処理完成状態
1.樹脂材料に粉状になった金属が含有しています。
その材料をFFF式3Dプリンターを使い、造形していきます。
右側がその状態です。
2.3Dプリンターで造形が完成しました後、樹脂材料を除去する工程で、
脱脂工程と言われる作業を行います。
脱脂工程を行いますと、造形物は軽石のような状態になります。
3.脱脂工程が完了した状態の物を焼結炉に入れて、焼結合金にします。
左側がその状態です。
![](https://nab-inc.net/wp-content/uploads/DATA-vs-造形及び焼結-1010x1024.jpg)
図3.CAD DATA VS 造形後状態と焼結合金後の状態
1.上図(青い部分多い)が、CAD DATA VS 造形後の測定結果になります。
2.下図(緑の部分が多い)が、CAD DATA VS 焼結合金後の測定結果になります。
図2.の状態を見ても解りますように、焼結後では造形物は収縮します。
そこで、最終的な完成品を検討する際には、3Dプリンターで造形する際、収縮することを考慮して、造形を行うようにしなければいけません。